2014年4月29日火曜日

CW-H31 (INAX(LIXIL) シャワートイレ)


e燃費

いきなり便器はどうかと思ったのでちょっとネタっぽくスタート・・・

メーカー:株式会社INAX(現:株式会社LIXIL)
型  名:CW-H31
製  造:2010年製 Made in ?


こっちが本当のCW-H31です。







スペックはこうなっています。


定格消費電力は300W(温水ヒーター250W・暖房便座50W)です。


実験手順ですが、貯湯式なのでまずコンセントを抜いて数時
間放置し内部の水の温度を常温まで戻します。
その後コンセントを挿して動作開始、しばらくしてから洗面器を
被せて温水洗浄を数分間、断続的に実験しています。
終了後、便座の蓋を閉めて退出してから10分ほど継続測定
して終了です。
退出したのは、赤外線センサーで人の接近を感知していると
思われるので待機状態を確認する為です。



実験時間は約20分です(データ取得間隔は1秒)


橙で囲んだ辺りで温水洗浄を試していますが、ビデとかマッサ
ージとかいくつかのモードを断続的に試しています。

グラフを見ると、250Wのヒーターと50Wの暖房便座が重なっ
た波形になっていますが判別は容易ですね。
まず暖房便座、コンセントを挿した直後以外常に一定間隔で
50Wのオンオフを繰り返しています。
温度を監視しながら暖めているので、寒風吹き込む場所に設
置すると間隔が狭まり定常的に50W消費する事になりますね。

250Wのヒーターに関しても使ってない状態で単発的に動作し
ていますが、同じ理屈で内部の水を温める為と考えられます。
もっと長時間実験するともう少しはっきりわかると思いますが、
その為にはトイレの戸が完全には閉められない問題が・・・
自分だけならともかく、家人の同意が得られないので断念 orz
まぁタンクの0.91ℓ全部を暖めているわけではなく最初に出て
くる分だけだと思いますけど。


250Wから上を切り出して、電圧との相関を見てみました。


動作終了後を見ると相関があるようですね。
動作中を見ると必ずしも相関関係とは言えませんが、これは
暖房便座・ヒーター以外の要因
 ・ノズル制御のモーター
 ・水流制御の電磁弁
などが数W電力を消費している為だと考えられます。


エアコンや暖房器具も同じですが、暖めたり冷やしたりと温度
を変化させる家電製品はその空間の断熱性能が消費電力に
大きく影響します。
10年前の製品ならともかく、購入して数年程度なら買い替え
るより部屋の断熱を工夫した方が省エネになったりします。
工事なんかしなくても
 ・ドアや窓の隙間を隙間テープで埋める
 ・窓や窓枠に断熱シートやプチプチを貼る
などDIY感覚で簡単に行える対策もありますからね。

この製品はトイレ全体を直接暖めるわけではありませんが、
室温の低下で便座や水タンクの温度も下がって結果的に消
費電力が上がります。
そういう意味でトイレの断熱対策は効果があると思いますョ。
但し、

家電製品を毛布などで覆って断熱しちゃダメ!
(コタツや電気アンカみたいに、メーカーがそういう使い方しろと指定してる場合を除く)

石油ファンヒーターは絶対換気する事!


家電の消費電力測定履歴は こちら です。


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